まずは自分に問いただしてください。「その転職、本当に必要?」かと。
転職は自分が叶えたい未来、築き上げたいキャリアを明確にもって転職準備をするべきです。
転職3回の経験から、転職の準備方法と円満退職のポイントもお伝えしたいと思います!

具体的な転職準備の方法
転職の準備は、「いつ転職をするか」によって異なります。
ここでは以下二点についてまとめました。
- すぐに転職をしたい人
- 将来的に転職をしたい人
1:すぐに転職したい人
冒頭でもお話しましたが、まずは考えてほしいのが、「転職の目的」です。
以下の項目に当てはまる人は、転職そのものを考え直した方が良いでしょう。
- 今の会社が辛いだけ
- なんとなく他の会社が良く見える
- 特に情報収集もせずに転職を考えている
このふわっとした動機と意識では転職活動は失敗します。
まさに私も、「ふわっと」転職してしまい、失敗したことがあります。
過去に、事務職からカフェ店員に転職したことがありました。
「人と話すことが好きだし、カフェもかわいいから転職したいな・・・」
と、わりと安直な考えでカフェ店員へと転職しました。
これが大間違いで、まず圧倒的に適正が無かったというのもありますが、思っていたよりもマニュアル対応だったということで、がっかりした記憶があります。
転職先の仕事を調べもせずに勝手に自分で美化していたのです。
こういう理想と現実の差によって、転職は失敗します。
転職の成功のためには自分の転職の目的をハッキリとすべきです。
さらに自分が入社後にどのような価値を提供できるのか?も考えましょう。
徹底的に自己分析をすることが、転職成功の秘訣です。
https://tenes.net/self-analysis/;
下記は一般的な転職の流れです。
-
- 自己分析
- 求人情報収集
- 書類作成
- 面接
- 前職引き継ぎ&退職
自己分析の結果と、求人情報収集の結果を照らし合わせて、よりマッチする求人に応募していきます。
将来的に転職を視野に入れている人の準備方法
将来的になにかやりたい仕事があるというケースでは、資格を取得しておくことが有利に働きます。
付きたい仕事に精通する資格を持っているというだけで、意欲は十分にあると判断され、書類選考上も有利です。
2年以上の長いスパンで転職と向き合い、その間しっかりと勉強しましょう。
- 事務職であれば、簿記、医療事務
- 営業職であれば、宅地建物取引士(主に不動産関係)
- 現場、技術系であれば、危険物取扱者
など、働きながら資格を取得して転職する人も多いですよね。
過去にいた会社の同僚で、宅地建物取引士を取得して不動産業界へと転職した人がいました。
思えば、彼は必ず定時退社していたし、休日もあまり付き合いが良くなかったです。勉強時間の確保をしていたんだと思います。
こういう「人が遊んでいる時にしっかりと勉強している」人間が目標を達成できるのでしょう。
転職準備に最適なタイミングは?
転職準備は企業側の求人に応じて動くのをオススメします。
特に1月がオススメです。
年度内に人材を確保してしまいたい企業が多く、求人が増える時期でもあります。
年明けということで、転職希望者が増える時期ではあるのですが、より多くの選択肢から自分の行きたい会社を選べる良い機会となります。
また、12月のボーナスを受け取っておくというのも1つの考えです。特に、先に退職してしまう人の場合は、ブランク期間のお金の心配があります。
ボーナスを受け取って、金銭的にも余裕のある状態で転職活動をするのが良いでしょう。
また、年度いっぱいで退職をする人は圧倒的に多いです。下図を見てください。


出展:【アルムナイ入門】人は何月に会社を退職するのか? | アルムナビ powered by Official-Alumni.com
こちらは雇用保険事業統計 長期時系列表 政府統計の総合窓口からのデータです。
4月で雇用保険資格を喪失している人が多いということは、そこで退職している人が多いことを示します。
年度末の3月で辞めるということは年明けには会社に退職の意思を表明している人が多数でしょう。
1月に退職の意思を聞いた会社側は、すぐさま人材の確保に動くために、求人を出します。
ゆえに、1月~3月までは転職市場も動くいい機会です。



転職準備中の不安
転職準備中の不安な2点についてまとめました。
- 忙しくて転職準備ができない
- 転職の失敗談。ばれるケースも?



1.忙しくて転職準備ができない
忙しい、時間が無いという人に限って、求人を見ながらあれこれ考えすぎるものです。
私も急がしてくて転職準備ができておらず、
自分は転職を通じてどうなりたいのか?何をしたいのか?ここを明確に持っていないと、求人情報を見ても、全くアタマに入ってこないし、良質な情報も見過ごしてしまいます。
そういう人には、「自分の市場価値を高める」という視点をもって転職活動にあたることをオススメします。
転職を繰り返してスキルを身に着け、40代には、他社からヘッドハンティングされるような人材を目指す!
とにかく、意識だけでも高くもって、成長にこだわってください。見るのはたった1つ!自分の市場価値のアップ!
2.転職の失敗談。ばれるケースも?
基本的に自分から周囲に転職の意思を公言しなければ、バレることはないです。
ポロッと同僚に言ってしまったとか、先にそれとなく身近な上司に話したら会社に伝わってしまったとか、がよくあるケースを耳にします。
バレることばかりを気にして転職活動をしてもしょうがないので、「自分の人生を良くするためには仕方ないんだ!」と割り切って堂々と転職活動すべきです。
退職時の作法と切り出し方
抑えるべきポイント2つをお伝えします。心証良く、円満退職するためには重要です。
- どれぐらい前に退職を伝えるべきか?
- 退職を上司に伝えるときの注意点



1.どれぐらい前に退職を伝えるべきか?
基本的には1~2ヶ月前に退職の意思を示すのが良いです。
というのも、辞める会社とは言え、引き継ぎぐらいはしっかりとしたほうが良いからです。
この引き継ぎをせずにすぐに辞めるという姿勢は、次の会社も良く思わないでしょう。
「前職引き継ぎのため、入社までに2ヶ月必要」という旨を転職先の会社にも伝えるのがベターです。
ざっくりとしたスケジュール感としては、1ヶ月の引き継ぎ、1ヶ月の有給消化(ここで必要なものを揃える)というイメージで2ヶ月必要と考えましょう。
2.退職を上司に伝えるときの注意点
タイミングは業務終了後。
切り出し方と言えば、「すみません、お時間よろしいでしょうか?」
まず、業務時間内だと、上司が忙しくてあまりゆっくりと話を聞いていられる状況ではないです。
そこへ「すみません、お時間よろしいでしょうか?」と持ちかけても、「忙しいので、後にしてほしい」と断られる可能性が高いです。
業務終了後、であれば落ち着いて状態で話を聞いてもらえるでしょう。
また、切り出し方としては、周囲に人がいることも考慮すると「お時間よろしいでしょうか?」と、ぼかしたほうが言いやすいのはあります。
私も、3度に渡って退職を経験しましたが、いずれも
・業務終了後
・すみません、お時間よろしいでしょうか?
というパターンで退職を伝えました。
また、辞める日付と今後の引き継ぎや有給消化のスケジュール感も伝えました。
いずれも、
「○月○日付けで退職したいと考えています」
「引き継ぎは1ヶ月ほどを考えており、その後1ヶ月で有給消化をさせていただければと・・・」
と、できるだけ柔らかく伝えました。
業務自体も、周囲の人間がフォローできるものでしたので、辞めやすかったというのはあります。



さいごに
私自身も、3回転職しているのですが、「目指す仕事が自分の理想とマッチするのか?そこで価値を発揮できるのか?」を自問自答してきました。
冒頭にも書きましたが、カフェ店員へ転職したときは、カフェの仕事も理解していなかったし、自分の価値は少しも発揮できませんでした。
未経験の業種でも「学びたい!」という強い意欲をもって成長できれば転職は成功です。
本当に自分次第なのです。
今転職しようとしているあなた。本当に成長したいですか?今一度考えてみてください。


